宇宙の如く私語するぷふぃ

ほれ、聞いてみろ。そこにはまだ呟きが聞こえるのだ。

うまれかわり

ちょいと前にアニメのまどマギが流行りました。

知り合いがお気に入りらしく、大絶賛していた。

ラストが特にお気に入りらしい。

(ネタバレ注意)

主人公の女の子が能力と引き換えに願ったことが、自分と同じようにあくどい取引にかかる女の子がこの世から消えますように・・・とさ。

能力をあげる側は、「そ、そんな大層な願い、もはや君は存在を超えて概念、つまり神になるということだぞ!」と驚きつつ願いを叶え、主人公はお星様となりおんなのこたちを見守る概念となりましたとさ。

 

で、この「存在を超えて概念になる」というくだりがハートを射抜いたらしい。

で、自分はそういう発想はとっくにしてたさ、ふふん。と言って白い目で見られた。

いや実際はそんなこと言わずに、まあ、そうっすなー。凄い・・・かな?とお茶を濁した。

 

長々エピソードを紹介したのは前世のことを考えていて、本当にまどマギの10年前くらいに概念になるということを考えていたのだ。

 

きっかけは前世って腹が立つなあと思っていて、前世はなんかすごい人だったと言われて喜ぶのがなんだか嫌だな、と。

というかなんか生まれ変わっても人間ってちょっと嫌だな、とか思いまして、どうせならてんとう虫に生まれ変わるとか、アメーバに生まれ変わるとかとの方が面白い気がするなあ、なんて思っていた。

で、もっと自由に発想を広げて風に生まれ変わるとか、海に生まれ変わるとか・・・。遥か以前に宇宙を飛び、どこかの名の知らぬ星にぶつかり果てた隕石の生まれ変わりとか・・・。

 

でで、もっと発想を緩めて、もういっそあるときに流行した流行語とか、今はもう誰も知らない誰かの概念とか・・・、どっかの誰かのプロポーズの生まれ変わりとか・・・。数の生まれ変わりとか、空間の生まれ変わりとかだったら面白いなあ、なんて思っていた。

 

というわけで、神様に願うことが「概念になること」なんてことでは感動が欠片も生まれなかったのはショウガナイことでしょう。皆様はどうなんでしょう?坂本龍馬の生まれ変わりだの、ジャンヌ・ダルクだのなんだので喜べるでしょうかね?